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通信教育にも予備校にも頼らない、最安&独学行政書士試験テキストを紹介

こんにちは、蜜蜂です。
昨年(平成29年試験)行政書士試験に独学で合格しましたので、その時の勉強法や使ったテキストをご紹介しようと思います。
高卒&法律系の勉強は初めて(宅建の勉強と並行してはいましたが)の私でも一発合格でしたので、真面目に取り組めば充分に合格は可能です!

 本当に合格していますよ、という証拠も一応。

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そもそも行政書士とは

行政書士は、法律専門国家資格の中でも特に幅広い業務範囲を持ち、国民に密着した法務サービスを提供しています。
行政書士の資格を取得すると、以下のことができます。
(1)官公庁などに提出する書類の作成
(2)作成した書類等の提出代行
(3)書類作成に関する相談業務
(4)官公庁提出書類の提出手続の代理
(5)契約書等の書類を代理人として作成
行政書士が扱える書類の数はなんと10,000種以上に及ぶといわれています。
努力次第で無限に活動領域を広げることができます。

引用元:行政書士とは 仕事内容と資格の活かし方 | 伊藤塾
行政書士は法律系の国家資格の一つです。
仕事の幅がとても広いので、それぞれの行政書士事務所で特化している業務があるイメージです。
独立起業の狙える資格で、しかも受験資格は不要。誰でも受験することができます。
法律系資格の登竜門のような扱いですね。

行政書士は通信教育や通学での試験対策もあちこちで行われていますが、通信教育だとプランや割引の有無によっても大きく値段が変わりますが6万円くらい、通学だと20万円くらいのお値段が掛かります。
行政書士の受験当時、私もあまりお金を掛けられない事情がありましたので、なるべく安く、けれど役に立つ独学向けテキストを一生懸命探しました。

独学で使用するテキスト

行政書士 独学合格プログラム|行政書士試験を最短で突破する勉強法はコレだ!
私はこのサイトを参考にテキストを選んで勉強しました。

まず最初に読むのがこれです。

行政書士試験では基礎法学の出題もありますが、これ↑とこれ↓を読むことで法律の読み方や基礎的な知識、そして何より法学の考え方がわかるようになります。

行政書士試験には関係の無い刑法などについても触れられていますが、他分野でもさらっと知識があると、共通する考え方が理解しやすくなります。時間を掛けて勉強する必要はありませんが、さらさらと一読くらいはしておくことをおすすめします。

続いて、これら4冊が試験対策のメインテキストになります。

会社法は点数配分が少ないので捨ててしまう人も多いのですが、私は一応学習しておきました。
ややこしいので勉強時間の割に点数にも反映されないのですが、会社法の範囲をまるっと0点で過ごしてしまうと他があまりにもきつくなります。

先程ご紹介した行政書士の独学サイトでは「○○がわかった」シリーズのテキストもオススメされていますが、私にはわかりにくかったです。
民法行政法(そして会社法)は「よくわかる」シリーズが好評のようですので、一冊だけ違うシリーズが混ざってしまうと本の構成に慣れなかったり、読みにくさも感じてしまって勉強の効率が落ちてしまいます。
ストレスなく勉強を進めていくためにも、シリーズで揃えることを私はオススメしたいと思います。

ここで、行政書士試験用のテキストは使用しないのかという声が聞こえてきそうですが、答えは使用しません
通信教育や通学での勉強と違い、独学では誰にも質問をすることが出来ません。
なので、疑問をテキストで解消する必要があります。
こういった法学部の副教材としても使われるテキストは、初学者にもわかりやすく噛み砕かれていますので、勉強をしていく上で疑問に思うような点も、テキスト内で完結して勉強することが出来ます。
それでもどうしてもわからない点、ややこしいところは誰でも躓くような箇所ですので、インターネット上に解説があったりします。行政書士受験者向けのブログやサイトなどもありますので、そういったものを参考にするとお金をかけずに勉強ができますよ。

六法と判例について

六法と判例行政書士試験用のものを購入しました。
自分で書店で手に取って使いやすいものを使う、もしくは勉強法によってはスマホのアプリを使うなど選び方はあると思いますが


平成29年版 パーフェクト行政書士 重要判例集 (パーフェクト行政書士シリーズ)

この2冊を私は使いました。
判例集Amazonでしかみつけられなかったので、Amazonリンクのみです。

こちらのみんなが欲しかった!シリーズを使っている方も多いですね。
年度を確認して購入してくださいね。

行政書士の勉強方法

では、これらのテキストを使ってどのように学習を進めていったのかを説明します。
まずは「法律を読む技術・学ぶ技術」「法律を読むセンスの磨き方・伸ばし方」を読みます。
こちらは簡単に一周する程度で大丈夫です。
続いてメインのテキスト4冊ですが、憲法民法行政法会社法の順番で読みました。
量が多いので、1冊約1ヶ月ペースで読んでいったかと思います。もっとペースを上げられる方は上げてしまって大丈夫です。
一回じっくり読むよりも、簡単にでも二回読んだ方が記憶が定着するので、「一回目から全部覚えよう」と考えてマーカーや赤ペンを引いたりするのはNGです。
私はついついじっくり読んでしまうので、タイマーをかけて3分で見開きの2ページを読むくらいのペースを保つようにしていました。

一周したら、過去問に取り掛かります。

私はこれを使いました。
過去問もどこの出版社を使っても大丈夫です。回答が分冊になっているもの、ページが見やすいものなど気に入ったものを使ってください。

過去問を解いたら、間違えた問題は付属の解説ではなくテキストに戻って確認してください。
この時にマーカーを使います。
付属の解説ももちろん読んで良いのですが、解説だけを読むとわかった気になってしまいやすいです。
テキストを読み、前後の項目と関連づけて覚えていく方が「似たような問題」が出た時の対策にもなります。
問題を解いて間違える度にテキストに戻るので、苦手分野は何度も読み直すことができ、次第に記憶にも定着していきます。

また、過去問を解いていると判例を知らなければ話にならない問題、条文を知らなければ話にならない問題があることにも気付くと思います。
過去問で間違えた問題をテキストに戻って勉強するのと共に、判例集や条文も併せて読んでいきます。
判例集は問題に出てきたものだけでなく、普段の隙間時間なども利用して読み進めて行くのが良いです。
せめて憲法の範囲だけでも判例集は読み終えておくと、ぐっと得点が上がりますよ。

予想問題集の利用について

過去問を解き終えて時間があれば、同じ過去問を利用するより予想問題で新しい問題に触れることを私は選びました。
何故なら、一度解いた問題は解答を覚えているので、自分の実力を見定めることには不向きだからです。
また、事前に本番の空気に慣らしておきたいという方は模擬試験を受けに行くのも良いかもしれません。
私は模擬試験は面倒だったので受験しませんでしたが。模擬試験を受けなくても合格は出来るので、お好みでどうぞ。

予想問題を利用する際のメリットは新しい問題に触れられること以外にももうひとつあります。それは、一般知識対策が出来ることです。
行政書士試験には何故か一般知識の出題があり、この点数が基準を満たしていないと足きりもされてしまうのです。
一般知識は時事問題もかなり出てきますので、予想問題を利用して最新の時事問題を解き、知識を付けることが良い対策になるのではないかと思います。
行政書士試験の一般知識対策用のテキストというのは私の受験当時では存在していませんでしたので、やれ新聞を読めだの、やれ公務員試験用のテキストを読めだの様々な言説がネット上に飛び交っていました(飛び交うってほどではなかったかもしれない)。

毎日ニュースを見ていれば余裕だよ説もあったのですが、私はあまりニュースは見ていない自覚がありましたので……。
公務員試験用の一般知識のテキストも買いましたが、どうにも行政書士試験とは重ならない範囲の内容も多く。使えなかったですね。
試験直前で予想問題を何周も解く時間はないけれど、という方は、一般知識の部分だけでも全部解いておいたら安心かと思います。

以上、私の行政書士試験で使用したテキストと勉強法でした。
完全に独学での資格勉強は不安になることもたくさんあると思います。
予備校や通信教育なら受講者の何%が合格、などという数字も出てきますが、独学だと自分の勉強法がどれくらい有効かわからないという心配も出てきますよね。
必ず合格する、と断言することは不可能ですが、少なくとも上記のやり方で合格出来た人間がここに一人居ることを心の支えにして、孤独な試験勉強をやり遂げていってもらえたら私も嬉しいです。

ちなみに、もしも通信講座を受講するとすれば私はフォーサイトを選んだかなと思います。

資格勉強を本格的にするようになるまではユーキャンくらいしか通信教育って知らなかったのですけれど、どうにも宅建行政書士も社労士も、フォーサイトが一番充実していそうで何より合格率が高そうです……。
次は社労士の勉強をしようかなと思っているので、その時はフォーサイトと独学用テキストの併用で合格を目指したいです。